第16回 FITフェア(FIT Fair#16)レポートまとめ|バンコクで訪日旅行プロモーション実例。EXPO 2025 Osaka Kansaiも注目

第16回 FITフェア(FIT Fair#16)レポートまとめ|バンコクで訪日旅行プロモーション実例。EXPO 2025 Osaka Kansaiも注目

こんにちは。スイムの後潟(@ushirogata_bkk)です。

2024年11月8日(金)〜10日(日)サイアムパラゴン5階のロイヤルパラゴンホールにて「Visit Japan FIT Fair 2024」(第16回 FITフェア)」が開催されました。
主催は日本政府観光局(JNTO)

毎年最高潮の盛り上がりを見せるFITフェア。本記事では3日間に渡って開催されたFITフェアのイベントの様子を詳しく解説します。

後潟 佑哉
この記事を書いている後潟 佑哉(うしろがた ゆうや)です。タイ在住18年。
今回、イベント開催中の3日間「JR西日本」「Tourism Toyota」「Green Springs」さんのイベントブースの運営をお手伝いしており、10社近くの航空会社、旅行会社との連携やタイアップも行ないました。視察やブース運営だけではわからない即売の面からもイベント状況をお伝えしますのでご参考にしてみてください。

Visit Japan FIT Fair (FITフェア)

JNTOが主催するFIT需要に沿った一般向けの旅行即売会。
タイ国内の訪日旅行では最大級の大きさを誇り、年末年始需要に合わせた即売が行われる。

第16回 FITフェア イベントレポート

2024年11月8日から10日まで、バンコクのサイアム・パラゴン5階ホールにて「第16回 FITフェア(Visit Japan FIT Fair #16)」が開催されました。このフェアはJNTO(日本政府観光局)が主催するもので、タイ市場最大規模の訪日旅行プロモーションイベントです。たくさんのタイ人の方々が訪日旅行に興味を持って参加し、会場は大いに盛り上がりました。

 

多彩なブースとイベント

今回のFITフェアには、日本全国から58の団体が出展し、観光地、宿泊施設、交通機関、ショッピング、飲食など、さまざまなジャンルの魅力が紹介されました。一方で、タイ側からも航空会社や旅行会社など40社が出展し、タイ人の皆さんに訪日旅行の多様な魅力を伝えていました。

特に目を引いたのは、メインステージとホワイエに設置された「どんどんジャパン」のキービジュアルで、訪日旅行の楽しさを視覚的に伝えることができたのではないかと思います。また来年2025年に迫ったOsaka Expoのブースも設置され、さらに多くの出展者や訪日旅行に関心を持つ方々が集まっていました。

FITフェアのテーマは「どんどん見つけよう、日本の魅力」。主要観光地だけでなく、日本の地方の隠れた魅力をもっと知ってもらうことを目指して、多彩なコンテンツが用意されていました。

来場者の興味やニーズに合わせた旅行プランの提案もあり、旅行先、旅行商品の相談や訪問先の購入が可能な具体的な情報を提供するカウンターも設置され、多くの来場者で賑わっていました。また、具体的な旅行時期については、今年の11月からソンクラン休暇である2025年4月にかけてのものや、間際から半年先にかけての質問が多く寄せられました。

 

出展者リスト

今回のFITフェアには多くの出展者が参加し、日本の魅力を多方面から紹介しました。以下に、日本側とタイ側の出展者リストを掲載します。

日本側出展者一覧

  1. 株式会社APIC (北海道)
  2. 株式会社BSC (北海道)
  3. 北海道観光振興機構 (北海道)
  4. 北海道旅客鉄道株式会社 (北海道)
  5. 星野リゾート 北海道 (北海道)
  6. 札幌市 (北海道)
  7. 秋田県 (東北)
  8. 秋田県仙北市 (東北)
  9. 福島県 (東北)
  10. 星野リゾート 東北 (東北)
  11. 山形県 (東北)
  12. APARTMENT HOTEL MIMARU (関東)
  13. 千葉県 (関東)
  14. 富士急行株式会社 (関東)
  15. GREEN SPRINGS(株式会社立飛ストラテジーラボ)(関東)
  16. JR EAST GROUP (関東)
  17. 小田急電鉄株式会社 (関東)
  18. パルコール嬬恋スキーリゾート (関東)
  19. 西武鉄道株式会社 (関東)
  20. 株式会社多慶屋 (関東)
  21. 多摩トラベル (関東)
  22. 東武グループ (関東)
  23. 栃木県 (関東)
  24. TOKYO (関東)
  25. 東京都ホテル旅館生活衛生同業組合 (関東)
  26. 東京都公園協会 (関東)
  27. 上野観光連盟 (関東)
  28. 横浜市 (関東)
  29. HAKUBA Nippon Ski Resort Development Group (北陸信越)
  30. HAKUBAVALLEY索道事業者プロモーションボード (北陸信越)
  31. 軽井沢観光協会 (北陸信越)
  32. 松本市 (北陸信越)
  33. 長野県観光機構 (北陸信越)
  34. 新潟県 (北陸信越)
  35. 信州上田観光協会 (北陸信越)
  36. 山ノ内まちづくり観光局 (北陸信越)
  37. 中央日本総合観光機構 (東海)
  38. 静岡県/浜松市 (東海)
  39. ツーリズムとよた (東海)
  40. 阪急阪神百貨店 (関西)
  41. 兵庫県 (関西)
  42. 西日本旅客鉄道株式会社 (JR西日本) (関西)
  43. 神戸観光局 (関西)
  44. 三重県・近鉄・伊勢志摩観光コンベンション機構 (関西)
  45. 大阪観光局 (関西)
  46. スルッとKANSAI (関西)
  47. 和歌山県 (関西)
  48. 中国地域観光推進協議会 (中国)
  49. 鳥取県 (中国)
  50. 四国旅客鉄道株式会社・四国ツーリズム創造機構 (四国)
  51. 福岡県観光連盟 (九州)
  52. 福岡市・北九州市・日田市・佐世保市・熊本市 (九州)
  53. 熊本県観光連盟 (九州)
  54. 大分県 (九州)
  55. 佐賀県観光連盟 (九州)
  56. 佐世保観光コンベンション協会 (九州)
  57. 沖縄観光コンベンションビューロー (沖縄)
  58. 東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)(全国)
  59. 藤田観光(WHG HOTELS)(全国)
  60. MITSUI OUTLET PARK・Mitsui Shopping Park (全国)
  61. PREMIUM OUTLETS® JAPAN (全国)
  62. スポーツ庁 (全国)
  63. スーパーホテル (全国)

タイ側出展者一覧

タイ現地旅行会社
1. JEDUCATION TRAVEL
2. JTB (THAILAND) LIMITED
3. JUBILEE TRAVEL
4. KTC WORLD TRAVEL SERVICE
5. LIFE IS JOURNEY
6. NOOMSAO TOURS
7. PKG JOURNEY LINE CO.,LTD.
8. QUALITY EXPRESS CO.,LTD.
9. Real Journey
10. REGALE INTERNATIONAL TRAVEL
11. SKT Holiday & Good Time Travel and service
12. SUPERTRIPS
13. SWEETBEETRAVEL
14. TTN TOUR
15. WENDY TOUR by WENDY ASIA CO.,LTD.

航空会社
1. Air Japan
2. Air People International Co.,Ltd. (Peach Air)
3. All Nippon Airways Co.,Ltd
4. Japan Airlines Co., Ltd
5. Thai AirAsia X Co.,Ltd.
6. Thai Airways International PCL
7. Thai Lion Mentari Co., Ltd
8. Thai Vietjet

旅行関連企業
1. Advanced Info Service Public Company Limited (AIS)
2. Bangkok Samurai Co.,Ltd.
3. Coolidea Co.,Ltd.
4. Krungsri Consumer
5. Krungthai Card Public Company Limited
6. MSIG Insurance (Thailand)
7. Sompo Insurance (Thailand) Co.,Ltd.
8. You Technologies Group

 

会場の賑わいと来場者参加型イベント

会場内では、日本の観光地に関するクイズ大会やステージパフォーマンスが行われ、クイズでは訪日航空券など豪華な賞品も用意されていました。また、SNSキャンペーンも展開され、フェアの様子をハッシュタグ付きで投稿することでノベルティがもらえる企画も大人気でした。

来場者の数や勢いは2022年度の訪日旅行再開後の勢いがあり、各自治体や施設では配布用のパンフレットがなくなることも多く見受けられました。多いブースでは手配りなしで約1万枚のチラシが無くなるほどの人だかりができていました。地方自治体のPRについてはブースの装飾により明暗が分かれ、目を引きやすいブースには観光地の情報に関する質問が多く寄せられ、目立たないブースは少し閑散としていました。

旅行会社のブースについても、購入と質問が同時に行われるため、旅行商品に対する知識が豊富でスタッフの数が多いブースが賑わっていました。これまでは10Bでも安くという値引き合戦がメインでしたが、少しお金を払ってでもトラブルなく日本を楽しみたいというタイ人が増えてきており、知識量の多さが信頼に直結し、販売に結びつく結果となりました。

今回のFITフェアは、2024年にリニューアルされたサイアム・パラゴンホールでの初開催ということもあり、来場者の動線を工夫するなど新しい取り組みも行われていました。

 

まとめ

第16回 FITフェアは、タイ市場における訪日旅行の魅力を多方面から発信する非常に重要な機会となりました。SWIMでは、これからも日本への旅行を希望するタイの皆さんに、豊かな体験と新しい発見を提供できるよう努めていきます。

次回のイベント参加や効果的で販売に結びつくプロモーションに関するご相談は、ぜひお気軽にSWIMまでお問い合わせください。

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この記事を書いた人

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