初開催! トラベルフェア in チェンマイの反応はいかに?

初開催! トラベルフェア in チェンマイの反応はいかに?

こんにちは。スイムの後潟(@ushirogata_bkk)です。

2018年1月19日(金)〜21日(日)チェンマイのセントラルフェスティバル・チェンマイ1階のイベントスペースで「ビジット・ジャパン トラベルフェア in チェンマイ」が開催されました。

タイ国内、バンコク以外の都市でトラベルフェアが開催されるのは今回が初めてとなり、今後のチェンマイマーケットを調査・開拓していく上で貴重なデータとなります。 そのため多くの訪日関係者は注視されていたのではないでしょうか? 実際にフタを開けてみたらどうたったのか? バンコクから飛行機で1時間。 チェンマイのトラベルフェアの様子を見に行ってきたのでその様子をまとめてみました。

Visit Japan Travel Far in Chiang Maiとは?

ビジット・ジャパン(VJ)事業の一環として、タイの地方都市からの訪日旅行促進を目的した旅行イベント。チェンマイでのJNTOによる訪日旅行博の開催は今回が初の試みとなる。

トラベルフェア in チェンマイ 参加企業・自治体

会場2階から全体を眺めた様子

今回のトラベルフェアは参加社数を日本9社、タイ10社と募集を限定して行われました。 フェア参加企業・自治体は下記の通りです。

 

日本側 参加企業・自治体

星野リゾートトマム 千葉県
京都着物レンタル夢館 株式会社オリエンタルランド
関西エアポート株式会社 小田急電鉄・神奈川県
兵庫県香港経済交流事務所・神姫バス株式会社 株式会社サンルート
株式会社プリンスホテル 日本政府観光局(JNTO)

タイ側 参加企業・自治体

APPLE JAPAN BY SIAM ORCHARD GROUP GLOBAL TOUR
JTB MANIT TRAVEL
H.I.S. TOURS QUALITY EXPRESS
RANVEL TOUR PLUS SERVICE RUBY TRAVEL
SIAM EXPRESS TOUR (1944) CO., LTD. THAI AIRASIA X

日本側からの出展はバンコクで行われるトラベルフェアの常連企業や自治体さん。タイ側の企業は日系の旅行会社やバンコクに本社があるタイ資本の旅行会社が出展していました。 その中で今回気になったのは初めて旅行博へ出展する以下の5社です。

こちらの5社はすべてチェンマイの旅行会社。 H.I.S、JTB、QUALITY EXPRESSなどの全国展開している旅行会社はバンコク発の日本行きのツアーの取り扱いのみになりますが、上記の5社については地元チェンマイ発のツアーを取り扱っていました。 今後、チェンマイのマーケットにセールスをかけるには抑えておきたい5社ですね。

 

トラベルフェア in チェンマイ 会場の様子

日本旅行についての関心度はここチェンマイでも高く感じた

会場に入って一番初めに思ったのは「来場者が思った以上に少ない」という印象。 ただどうしてもバンコクのマーケットと比べてしまうのでこれは仕方ないですが、会場となるセントラル・フェスティバル・チェンマイまでは電車やバスといった公共交通機関がなく、自家用車か、バイク、ソンテウ(乗り合いトラック)でのアクセスに限られるのも来場者が少なかった理由のひとつだと思われます。

ただ、逆転の発想で、会場に来ている人たちは自家用車で来ているミドルからミドルアッパー層が多いと思えばさほど悪くないのではないかもしれません。

 

JNTOブースの周りには日本の観光情報を求めて人が集まっていた
折り紙やけん玉といった日本の伝統的なおもちゃを体験できるブースは子供たちに大盛況だった

 

ブース出展していた旅行会社の担当者に反応を聞いてみた

フェアに来場された方の反応はどうですか?」という質問をブース出展していた旅行会社の担当者に聞いてみました。

バンコクに比べてマーケットとしては小さいけれど、それでも日本へ何回も行っているという人もいたり、まだ日本に行ったことはないが興味を持っているという人が多く中身としてはバンコクとさほど変わらないかなぁ
今後、TITFのような日本国内でのシェアを奪う旅行フェアよりも、こういったまだ開拓されていないマーケットにターゲットを絞っていこうと考えている
イベントに来場している人数は少ないように思えるけど来場者は地元の人のみだったわ。 公共の交通手段がない中ではまあまあの来場者だと思うわ

 

まとめ

バンコクのトラベルフェアと見比べてしまうとどうしても来場者が少ない印象が拭いきれませんが、まだマーケットが開拓されていないという点では今後のプロモーション次第で伸びるチャンスのある市場ともいえます。 そのため地元の旅行会社を巻き込み上手く自地域のプロモーションができれば上手く誘致に繋がってくると思われます。

早くから仕掛けマーケットを成長させるか、マーケットが成長してからプロモーション活動をするかは企業、自治体の方針によると思いますが、私自身が大きく感じたのはチェンマイ・マーケットという大きな可能性です。

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この記事を書いた人

SWIM Co.,Ltd.MarketingYuya Ushirogata
愛知県名古屋市出身。 大学卒業後、東南アジアを中心に海外を放浪。 2006年からタイ・バンコクに移住。
現地の旅行会社で支店長を務めた後、情報誌を経て2016年に独立。
趣味は、写真・旅行・登山。過去にはヒマラヤに登った経験もあり。
現在はタイ国内全県制覇をすべく、週末旅行に繰り出す日々。足で稼ぐ生の情報収集にこだわりあり。
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