Thai International Travel Fair#23 (TITF#23) イベントレポート

Thai International Travel Fair#23 (TITF#23) イベントレポート

こんにちは。スイムの後潟(@ushirogata_bkk)です。

2018年8月9日(木)〜12日(日)バンコク市内のクイーンシリキットコンベンションセンターでタイ国際旅行フェア「Thai International Travel Fair #23(TITF #23)」が開催されました。
主催はタイ国旅行業協会「Thai Travel Agents Association(TTAA)」

今回の注目はここ数年で初めて日本政府観光局(JNTO)がジャパンゾーンの出展応募を行わず単独ブース出展としたことです。 本来であればJNTOがジャパンゾーンに募集をかけるため日本からの出展応募も容易となりますが、今回は代理店を通すかTTAAへの直接申し込みとなりいつもより出展のハードルが上がったことになります。

ジャパンゾーンがなくなった初めてのTITFはどういった状況になってたのか会場の様子と感想をまとめてみました。

Thai International Travel Fair (TITF)

タイのバンコクで開催される一般向け、業界向けの見本市・旅行即売会。
世界各国の観光関連企業が出展する国際観光見本市は毎年2回開催されており、例年、8月中頃と2月中旬頃に開催されている。来場者数は30万〜50万人。

FITF#23 参加自治体・観光関連団体、企業

日本側、タイ側のブース出展は2月のTITFに比べると50%〜60%ほど少ない印象を受けました。 実際にメイン会場であるプレナリーホール内もブースが埋まりきらなかったためか本来ブースがあるべきところに商談用のテーブルや休憩用の椅子が設置されている状況です。

タイ国際旅行博のフェア参加企業・自治体は下記の通り。

日本側 参加自治体・観光関連団体・企業

青森県 ビッグカメラ
東海旅客鉄道株式会社(JR東海) 大和リゾート
ドンキホーテ ドーミーイン
福岡県 阪急阪神第一ホテル
トーホウリゾート 静岡県
星野リゾート トマム 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)
神戸観光局 京都着物レンタル京小町
二木の菓子 沖縄県
プリンスホテル 桜交通
仙台市 小田急電鉄
東京都 鳥取県
和歌山県 ワシントンホテル
佐賀県 日本政府観光局(JNTO)

 

タイ側 参加企業(日本旅行取り扱い)

Central Japan ビッグカメラ
Easy & Save H.I.S. TOURS
JTB Global Holiday
QUALITY EXPRESS HANA Tour
J-Plan Holidays KNT Travel
Pinatlas PKG Journey
S.M.I Travel Siam Orchard Group
Supertrip

 

TITF#23 会場の様子

一時的に盛り上がりを見せるも、以前のような活気はなかった

2月のTITFに比べてブース出展数が少ないと先ほど述べましたが、それに比例してか来場者も圧倒的に少ない結果となりました。 木曜日から行われた4日間のイベントは土日月とタイの3連休「母の日」重なり、家族を大事にするタイ人は実家へ帰ったり家族で食事に行ったりと旅行フェアどころではなかったと考えられます。

通常TITFやFITフェアの旅行フェアがある場合、土日の夕方くらいになると旅行会社ブースの周りには人だかりができ歩くこともままならい状況になるのですが、今回はガラガラで歩くのが困難という事はほぼなかったです。

 

10月の連休から年末年始に向けての商品が並ぶ

旅行会社ブースまわりの様子。 訪日旅行の商品は紅葉シーズンに合わせたものが目立っており、購入者はそれなりにいるようでしたが、全体的に来場者数が少ないため全体の販売状況はあまり良くない結果に終わりました。

 

なんと! 商品を即売をしている日本ブースがあった。

前回のTITF#22でツアー商品を販売していたPRブースがツーリストポリスによって摘発されており、それ以降ブース内のポスターやパンフレットに値段表記がされているものは「注意してください」「場合によっては没収されることもあります」とジャパンゾーンの運営から報告を受けていました。

今回の旅行フェアでも「ポスターやパンフレットへの値段表記」が出展者の中でも話題になっていたのですが、ある日本ブースでチケットや商品の即売をしていました。

気になったのでブースのスタッフの方に話を聞いたところ「TTAAと強い関係を持っている旅行会社に乗っかり直売している」とのことでしたが、タイの法律では「駐在員事務所では営業活動が行えない」と表記されいます。また「タイの労働許可証を持たない出張ベースの営業活動」については完全にグレーゾーンに当たることから、最悪の場合にはツーリストポリスに捕まる可能性もあるのでぜひ気をつけた方が良いです。

 

まとめ

秋の紅葉シーズンを対象としたTITF#23。 JNTO主催のジャパンゾーンがなくなった初めての旅行フェアとなったが、個人的には予想をしていたよりも圧倒的に来場者が少なかったです。 理由としては「秋の連休が少ない」「母の日にかかる連休」の2点だと考えられます。

年末年始の旅行先を選ぶなら11月に行われるFITフェアだろう。 もし来年以降も同じスケジュールで夏のTITFが行われるようであれば「ブースの出展を少し見合わせた方が良いのではないだろうか」といった結果になった。

ただ、もしも夏の旅行フェアが年末需要に合わせた9月の終わりから10月にかけて行われるのであれば大きな可能性を秘めているのでぜひ来年夏のTITF#25に期待したいですね。

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この記事を書いた人

SWIM Co.,Ltd.MarketingYuya Ushirogata
愛知県名古屋市出身。 大学卒業後、東南アジアを中心に海外を放浪。 2006年からタイ・バンコクに移住。
現地の旅行会社で支店長を務めた後、情報誌を経て2016年に独立。
趣味は、写真・旅行・登山。過去にはヒマラヤに登った経験もあり。
現在はタイ国内全県制覇をすべく、週末旅行に繰り出す日々。足で稼ぐ生の情報収集にこだわりあり。
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